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セールス春秋Vol.9『尊敬される上司、バカにされる上司』②

2016/02/05
セールス春秋Vol.9『尊敬される上司、バカにされる上司』②


4月になると、新入社員のフレッシュな顔付きと活気で、にわかに社内が明るくなる。
社会に出てまだ何も分からないけれど、とりあえず元気一杯の彼らを見てそれに触発される先輩社員もいるのでは。
若者のパワーに影響されて活気づくのは大いに結構。しかし、「元気だけが取り柄です」で適用するのは最初の1年目だけ。
社歴が長いくせに、いつまでたっても取り柄が「元気」のみだったらそれは先輩として格好悪いだろうし、当然後輩である新入社員からも「あの人、勢いだけだからな〜」なんてバカにされるという結果になるだろう。

や はり、社歴が長くなればなるほど、必要になってくるのはまず<<経歴と知識>>だろうが、この二つは長いこと社会人をやっている と自然と身についてくるものである。そうではなくて、もっと後輩に「あの先輩なら尊敬できる」と思わせるような、先輩らしい行動・態度
が必要なのだ。これが足らないと新入社員は自分の姿と重ね合わせて「先輩と僕らと同じレベルなんだ」と勘違いし、
そのうち先輩・上司に対して尊敬の念など払わなくなる。
そうなる前に上司・先輩社員は、今までの自分を振り返りこれまで取っていた行動を見直そう。
一つ一つ分析していけば、おのずとこれからの自分がどんな風に振る舞っていけばいいのか分かるだろう。

そんな最悪の状態になるのを防ぐために、『尊敬される上司・バカにされる上司』として、どんな態度をとればいいのか、
どんな態度を謹むべきなのかまとめてみた。

 

 

■明るく、軽快な上司
若かかったころは明るくて軽快だったが、
年功が上がるにつれて重厚な雰囲気を漂わせている上司。実力の伴った重厚さなら分からないでもないが、
後輩を威圧するような単なる重厚さはけむたがれるだけ。

それよりも、後輩にでもフランクに接する上司は好感度抜群だし、後輩達も自然とそういった上司に相談を持ちかけてくるようになる。
きっと何かと話しかけやすいのだろう。それに明るい軽快な雰囲気の上司は営業マンとしても
一流の場合が多く、もちろん成績もトップクラス。周囲の尊敬とせん望のまなざしを集めることだろう。
そしてそういう上司のように自分もなりたいと思う後輩が増えて当然なのである。
ただし、この場合の明るさと軽快さはあくまでも実力が伴っているということが前提なので、
中身がなく軽〜くしていると≪ただのバカ上司≫扱いされ、尊敬されるどころか言うことすら聞かなくなる。
だから、単純に“明るく軽快”といってもなかなか難しいものである。また、無意味な重厚さも後輩には受けが良くないのでやめるべきだろう。

 

■雑学が多い上司

新入社員がまず初めに実験するのが、上司との営業同行である。先輩営業マンにとっては、まさに腕の見せ所だ。
先輩の営業次第で後輩の上司に対するイメージが大きく変わってくる。

例えば、酒造メーカーの営業に行った場合、酒造業界のことに精通しているのはもちろん、それに
加えて他の業界のことや政治、経済のことを織り交ぜて話をし、しかも後輩の目の前で商談を成立させようものなら一気にその上司の尊敬の念は強まるだろう。

後輩の目の前で商談を成立させることも大切なのだが、ここで重要なことは、雑学をどのくらい身につけているかということ。営業先の業界の事については勉強しているから知っているのは当たり前なのであって、その業界には直接関係ないことだけれでも、営業で応用することのできる知識―いわゆる雑学を後輩に見せてやることで、「この上司はいろんなことを知っているんだな」という驚きから始まり、「営業にはこういう雑学が必要なんだ」という学習にも繋がる。
雑学もなしにダラダラ営業しているだけでは、それを見た後輩も同じような営業をして成績も上がらず、伸びもしないのである。その結果、いつしか「あの先輩の営業って全然だめじゃん」とささやかれてしまうハメに!そうなる前に、業界んお研究はもちろんのこと、日頃読書やいろいろな場所に足を運んでたくさんの知識を吸収するように心がけよう。
雑学の大家こそビジネスで成功するし、後輩から絶大なる信用と尊敬を集めるのだ。

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